会員権基礎知識

【会員制クラブの種類】

                                                                                                        

〈社団法人制〉

・ゴルフと体育振興を目的として設立された法人で、東京・我孫子・霞ヶ関・廣野など名門コースが多い。

・利益追求を目的としない公益法人の為、会員権は一代限り、又は直系者のみ継承出来る名誉会員的色彩が強い。

・例外的に譲渡出来る物もあるが、極めて少ない。

 

〈株主会員制〉

・会員が株主として出資する形態で、株主総会で議決権を行使出来ます。

・クラブの解散時には、全資産を持株比で分配を受ける権利を持ちます。

・資産と権利が明確である為、評価が高い。

 

〈預託金制〉

・一定の金額をクラブに預けて会員となる方式で、会社は会員からの預託金を資金としてゴルフ場を作ります。

・預託金は無利子で一定期間据え置かれますが、その後に退会する場合は会員に「預託金返還請求権」があり、元金が保証されています。

・市場で売却することも出来ます。 しかし、倒産による法的整理の場合にはその限りではありません。

・クラブ運営には参画出来ますが経営にはタッチ出来ません。

・尚、法的整理により預託金が100%カットされ、ゴルフ場施設の利用権のみの会員権(一般的に「プレー権」と呼ばれています。)が最近増えてきました。

 

 

【ゴルフ会員権の種類】

 

〈正会員〉

・会員権市場では一般的で会員権の市場流通性は高く、倶楽部の休日を除く全日プレーが可能です。

・倶楽部競技に全て参加が出来ます。

・公式ハンディキャプの取得などが出来てアマチュア競技にも参画が可能です。

・倶楽部によっては、各委員・理事に選ばれてクラブ運営に参画することも出来ます。

 

〈平日会員〉

・会員権市場では半数の市場流通性があり、倶楽部の定休日を除く月曜日~土曜日のプレーが可能で、日曜日が仕事でプレーが出来ない方に非常に人気が高い会員権です。

・倶楽部競技の平日競技には参画出来ます。

 

〈週日会員〉

・月曜日~金曜日の平日限定でのプレーとなります。 平日に自由な時間が取れる主婦、自営業の方などに人気があります。

・会員権も割安にて入手できる場合が多々あります。

 

〈女性会員〉

・婦人会員ともよばれ、ゴルフ場の施設などの制約から女性会員数に枠を設け、入会を制限している場合に適用されます。

・まれに、プレミアム付で取引される場合があります。

 

 

【ゴルフ会員権の諸経費】

 

1.ゴルフ会員権を購入する場合、会員権価格と売買手数料が必要です。

2.ゴルフ場に対して、名義書換料が必要です。コースによっては、入会金・預金が別途必要となる場合がございます。

3.ゴルフ場の年会費が毎年掛かります。

4.その他、入会に際して紹介者が必要なコースで、紹介者を業者へ依頼する場合には、紹介料が必要となる場合がございます。

 

 

【ゴルフ場の入会条件】

 

・倶楽部の紹介者が必要です。

・他クラブ在籍者、他コースに在籍していなければならない。

・他にも、コースによって入会条件を定めていることがあります。

*コースの入会条件により、入会できない場合がありますので、詳しくは、当社までお問い合わせ下さい。

 

 

【入会時の必要書類】

 

一般的に、以下の書類が必要となります。

  1. 入会申込書

  2. 推薦保証書

  3. 経歴書

  4. 印鑑証明書

  5. 他クラブ在籍証明書

  6. HDCP証明書

  7. 顔写真 1枚

  8. 誓約書

  9. 住民票・戸籍謄本 1通

10. その他ゴルフ場から求められる書類が必要となる場合があります。